Raspbianのインストールは128GBのSDが最適
- Tuesday, July 09 2019 @ 09:29 PM JST
- 投稿者: gun
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Raspberry Piを定点カメラに使ったり、ビデオカメラとして使う時って、撮れるファイルが大きいので、1ドライブで記憶域の容量が大きい方が便利ですよね。
でも、SDメモリカードって、容量でかけられるファイルフォーマットが限定される規格っぽいんです。
で、色々やってみた結果、なんとかなった時の覚書です。
どうも、RaspberryPiの方ではファイルフォーマットがFAT32じゃないと起動するドライブにならないようです。
exFATでフォーマットしたmicroSDにNOOBSの内容をコピーして起動しようとしても「起動ドライブが見つからない」と怒られます。
Raspberry PiにはmicroSDのスロットしかないので、microSDの規格のSDカードを列挙します。
microSDHC | 4GB~32GB | FAT32 |
microSDXC | 48GB~512GB | exFAT |
まあ、詳しい話は、WikiPediaの「SDメモリカード」の項に譲るとして・・・。
SDXCメモリカードの項にある仕様的制約を要約しますと、
- SDXCをFAT32でフォーマット可能。だが、Windows標準のフォーマッタでは領域の容量が32GBまで。
- 一部のサードパーティ社のフォーマッタでそれ以上の容量のFAT32も可能だが1ファイルは4GBまで。
- SDXC規格非対応機器にmicroSDを挿入するとmicroSDXCカードが使用不能になることがある。
それで、これは困ったなと。
Raspberry Piがせっかく小さくまとまってるのに、本体より大きい2.5インチポータブルHDDドライブをつけて大きさを倍以上にするのも癪だし。
それで、色々と試してみました。で、判ったこと。
- IBM ThinkPad X220のSDスロットは上記、3に該当する。
- Lenovo ThinkPad X230以降のSDスロットでは、「SDカード」として認識され、「SD MEMORY CARD FORMATv2.0」でしかフォーマットできません。
- PanasonicやMelcoが奨める「SD MEMORY CARD FORMATv2.0」は、規格に忠実過ぎ。
挿入したカードがSDXCとして認識されるとフォーマットタイプにexFATしか選択できません。
さすがアソシエイツの強制力。 - Windows標準のフォーマッタでは領域の容量が32GBまでしかFAT32の領域が作られない。
- あ◯◯おーで購入した、店員も「購入後の不良は一切受け付けません」と言い放つ、爆安並行輸入品「TOSHIBAのSDXC128GB」は、NOOBSのインストールに4時間費やしたのちに認識されなくなり、お亡くなりになりました。
- 現在、10台あるRaspberry Piで問題なく使用できているものは「SanDisk Ultra SDXC I 128GB」のみ。
個人的にはSanDiskのものをお勧めします。
ということ。
んで、けつの論は。
WindowsマシンにUSBカードリーダをつけ、SDカードを認識させるとUSB外部ドライブとして認識するから、それにIODATA製の「iohddfmt231」でSDXCにFAT32でフォーマットが出来る!です。
でもままよ。
それでも「1ファイルは4GBまで。」じゃん。
でも、大丈夫。
NOOBSでRaspbianをインストール中にLinuxのフォーマット形式のext4に領域を再フォーマットしているようなので。