ようこそ! 情シス営業日誌 Thursday, March 28 2024 @ 09:11 PM JST

NETGEAR ReadyNAS104 の Farmware 6.10.5へのアップロードはNG!!!

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nas

つい、うっかり、RN104のファームウェアをアップデートして6.10.5にしてしまいました。
管理者ページが表示され、間もなく、再表示がかかり、「ReadyNASの管理者ページへ接続中...」が表示されます。

自宅で6台のRN104を運用していますが、6.10.5にアップデートして、再表示にならなかったのは半分の3台。
3台については、再表示がかかり、「ReadyNASの管理者ページへ接続中...」を繰り返すようになりました。
以後、管理者ページで設定が行えなくなりました。

RN104は、製造完了から3年の保証期間も過ぎ、NETGEARのサポートは全く期待できません。

1週間ほどあれこれ試してみた結果をメモっておきます。

ただ、ボリュームデータの保全は保障できませんので、「消えたぞオラぁ!」「使えんようになったぞ!」などのクレームはご容赦ください。
ボリュームのデータが消えてもいい、覚悟ができたら試してみてください。

運が良ければ、本体の廃棄までには至らないで持ち直せる可能性があります。

こうなる前に管理者ページの「システム」→「設定」→「メンテナンスとアップデート」のアップデートの通知、自動ファームウェアアップデートはチェックを外しておくのが無難です。

6.10.5で再表示がかかっていたマシンも「ファイルへのアクセスがない」ときに管理者ページにアクセスしたら表示されました。6.10.4 Hotfix1では、ファイルへのアクセス中でも管理者ページにアクセスできますので、いずれにせよ、「6.10.5はなんかおかしい」ようです。
RN214では、6.10.5にアップデート後も特におかしなところは見受けられないため、RN104は、6.10.4 Hotfix1までで更新終了にした方が賢明でしょう。

  1. 再表示を何とか止めて、管理者ページからファームウェアをダウングレード
    ・管理者ページの表示がされているときに「〇デバイス」表示が「▼デバイス」なった時に「アップデートの確認」を押す。

    ・上記方法のタイミングは難しいので、その場合、IE11を起動し、管理者ページの描画中に右クリックでコンテキストメニューを表示します。
    コンテキストメニューを表示して、1~2秒後にページに再表示がかからないことを確認します。

    ・管理者ページの「システム」→「設定」→「ファームウェアのインストール」で6.10.4のimgファイルをアップロードします。

    ・アップロードが終わるとRN104が再起動します。先起動後、ファームウェアのアップデートが行われれば、完了です。
  2. USBブートでファームウェアをダウングレード
    ReadyNASでのUSBメモリーを使用したリカバリー方法を参照ください。
    ・USBブートのリカバリーには1分もかかりません。ドキュメントにある通りの20分も待つ必要はありません。
    ・リカバリーが無事に完了すると電源が自動的に切れます。
    ・パネルに「DEBUG: $PORT $IP Recovery」と表示される場合、処理はハングアップして失敗しています。
    ・USBブートは前面パネル上部のUSBポートのみで行えるようです。裏面のUSBポートにUSBメモリを挿しても「Boot from USB Failed!」でした。
    RNOS6_initialize.pdfの12ページからを参照し、Rn104を工場出荷時設定に初期化します。
    ・工場出荷時設定に初期化されるとファームウェアが有効になります。
    ・工場出荷時設定に初期化されるため、ボリュームデータはすべて消えます。